大阪観光で必ず名前が出てくる**大阪周遊パス**。「約40施設が無料で入れる」って聞くと魅力的だけど、1日券3,500円・2日券5,000円は安くない。
「本当に元取れるん?」という疑問に、具体的な金額で答えを出す。

大阪周遊パスの基本情報
| 項目 | 1日券 | 2日券 |
|---|---|---|
| 価格 | 3,500円 | 5,000円 |
| 交通 | 大阪メトロ全線・バス乗り放題 | 同左(連続2日) |
| 無料施設 | 約40カ所 | 同左 |
| 販売場所 | 大阪メトロ駅窓口・観光案内所等 | 同左 |
※2026年4月時点の料金。伊丹空港版は1日券3,800円・2日券5,400円(空港リムジンバス付き)。
無料になる主な施設(通常入場料テーブル)
「約40施設」と言われてもピンと来んと思うから、主要どころの通常料金を全部並べてみた。
| 施設 | 通常料金 | エリア | 所要時間目安 |
|---|---|---|---|
| 大阪城天守閣 | 600円 | 大阪城 | 40分 |
| 大阪城御座船 | 1,500円 | 大阪城 | 20分 |
| 大阪城西の丸庭園 | 200円 | 大阪城 | 30分 |
| 梅田スカイビル空中庭園展望台 | 1,500円 | 梅田 | 40分 |
| HEP FIVE観覧車 | 600円 | 梅田 | 15分 |
| 大阪水上バス(アクアライナー) | 1,800円 | 中之島〜大阪城 | 40分 |
| とんぼりリバークルーズ | 1,200円 | 道頓堀 | 20分 |
| 通天閣(一般展望台) | 900円 | 新世界 | 40分 |
| 天王寺動物園 | 500円 | 天王寺 | 2時間 |
| 四天王寺(本坊庭園) | 300円 | 天王寺 | 30分 |
| 大阪生活今昔館 | 600円 | 天六 | 45分 |
| 天保山大観覧車 | 800円 | ベイエリア | 15分 |
| レゴランド・ディスカバリー・センター | 2,800円 | ベイエリア | 2時間 |
| 大阪府咲洲庁舎展望台 | 300円 | ベイエリア | 30分 |
| 大阪国際交流センター(ミュージアム) | 500円 | 上本町 | 30分 |
上の施設を全部回ったら合計12,300円以上。もちろん1日で全部は無理だけど、3〜4施設で元が取れる計算なのは間違いない。最新の全対象施設リストは公式サイトで確認できる。
元を取れるかの損益分岐ライン

交通費だけで考えると、大阪メトロの1日乗車券は平日820円・土日祝620円。周遊パス3,500円から引くと、施設で2,680〜2,880円分使えば元が取れる。
つまり、空中庭園(1,500円)+大阪城(600円)+通天閣(900円)=3,000円で、交通費込みで余裕の黒字。
逆に、「大阪城だけ見て買い物して帰る」みたいな使い方やと赤字になる。
モデルプラン1:王道観光ルート(1日券)

大阪初めての人向け。メジャースポットを効率よく回る。
| 時間 | スポット | 通常料金 | 移動手段 |
|---|---|---|---|
| 9:30 | 大阪城天守閣 | 600円 | 谷町四丁目駅から徒歩10分 |
| 10:30 | 大阪城御座船 | 1,500円 | 天守閣そば乗り場 |
| 11:15 | 大阪城西の丸庭園を散策 | 200円 | 徒歩5分 |
| 12:00 | 道頓堀で昼食(食費は別。たこ焼き500円+お好み焼き1,000円が目安) | — | 中央線→御堂筋線でなんば駅。約15分 |
| 13:00 | とんぼりリバークルーズ | 1,200円 | 道頓堀川沿いの乗り場 |
| 14:30 | 通天閣 | 900円 | 堺筋線で恵美須町駅。約10分 |
| 15:30 | 天王寺動物園 | 500円 | 通天閣から徒歩5分 |
| 17:30 | 梅田スカイビル空中庭園 | 1,500円 | 御堂筋線で梅田駅。約15分。夕景を狙うのがベスト |
入場料だけで6,400円分。交通費の節約(メトロ4〜5回乗車で800〜1,000円分)を合わせると約7,400円分。3,500円のパスで7,400円分使えるから、3,900円の黒字。パス代がまるまる返ってくるイメージ。
かなり詰め込んでるように見えるけど、大阪城〜道頓堀〜新世界〜天王寺〜梅田は全部地下鉄で繋がってるから、移動で疲れるということはない。昼食と散策でうまく休憩を入れれば、体力的にも問題なし。
モデルプラン2:水辺&クルーズ重視ルート(1日券)

船に乗りたい人向け。周遊パスの隠れた強みはクルーズ系が複数無料なこと。
| 時間 | スポット | 通常料金 |
|---|---|---|
| 10:00 | 大阪水上バス(アクアライナー) | 1,800円 |
| 11:30 | 大阪城天守閣 | 600円 |
| 13:00 | 昼食 | — |
| 14:00 | とんぼりリバークルーズ | 1,200円 |
| 15:30 | 大阪生活今昔館 | 600円 |
| 17:00 | HEP FIVE観覧車 | 600円 |
| 18:00 | 梅田スカイビル空中庭園(夕景) | 1,500円 |
施設の合計6,300円+交通費600円で約6,900円。パス代引いて3,400円の黒字。
特にアクアライナー。中之島〜大阪城を巡る約40分のクルーズが1,800円のところ無料。これだけでパス代の半分以上を回収できる。船から見る大阪城は陸からとは全然違う景色だから、クルーズ好きじゃなくても一回乗ってみてほしい。
モデルプラン3:2日券でがっつり大阪制覇

2日券5,000円は、1日券×2の7,000円より2,000円安い。2日間大阪にいるなら2日券一択。
1日目
| 時間 | スポット | 通常料金 |
|---|---|---|
| 9:30 | 大阪城天守閣 + 御座船 | 2,100円 |
| 12:00 | 大阪水上バス | 1,800円 |
| 14:00 | 大阪生活今昔館 | 600円 |
| 16:00 | HEP FIVE観覧車 | 600円 |
| 17:30 | 梅田スカイビル空中庭園 | 1,500円 |
2日目
| 時間 | スポット | 通常料金 |
|---|---|---|
| 10:00 | とんぼりリバークルーズ | 1,200円 |
| 11:30 | 通天閣 | 900円 |
| 13:00 | 天王寺動物園 | 500円 |
| 15:00 | 四天王寺(庭園) | 300円 |
| 16:30 | 天保山大観覧車 | 800円 |
2日間の施設入場料10,300円+交通費1,600円で、合計約11,900円分。5,000円のパスで6,900円の黒字。
もうこの時点でわかると思うけど、2日券は元を取れない方が難しい。普通に観光してたら勝手にお得になっていくレベル。

周遊パス vs 個別チケット、どっちが得?
| パターン | 周遊パス | 個別購入 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 観光スポット2カ所+地下鉄 | 3,500円 | 約2,900円 | 個別が600円安い |
| 観光スポット3カ所+地下鉄 | 3,500円 | 約3,700円 | 周遊パスが200円安い |
| 観光スポット4カ所+地下鉄 | 3,500円 | 約5,000円 | 周遊パスが1,500円安い |
| 観光スポット5カ所以上 | 3,500円 | 約6,000円〜 | 周遊パスが圧勝 |
結論: 無料対象施設を3カ所以上回るなら周遊パスの勝ち。2カ所以下なら個別の方が安い。
周遊パスの注意点 — ここ知らないと損する
対象外の施設に注意
意外と「えっ、入れないの?」ってなる施設がある。
| 対象外の施設 | 通常料金 | 代替案 |
|---|---|---|
| USJ | 8,600〜11,900円 | USJチケットガイドを参照 |
| 海遊館 | 2,700円 | 天保山大観覧車は周遊パスで乗れる |
| あべのハルカス展望台 | 1,500円 | 通天閣(900円分)は対象 |
| 道頓堀ZAZAの劇場 | 公演による | — |
USJに行く日に周遊パスを買うのは完全にもったいない。USJの日と大阪観光の日は分けること。
その他の注意点
- 2日券は連続2日のみ。間を空けて使えない。「月曜と水曜」みたいな使い方は不可
- 電子版あり。Surutto QRttoでスマホ購入可能。窓口に並ぶ必要なし
- 購入日から3ヶ月以内に使う必要がある。事前に買い置きしすぎると期限切れのリスク
- 施設の営業時間と休館日を事前に確認すること。月曜休館の施設が多い
買い物や食べ歩きがメインの日は周遊パスを使わず、観光施設を回る日に集中して使うのが良い。
購入場所一覧
| 購入場所 | タイプ | 営業時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Surutto QRtto | 電子版 | 24時間 | スマホでQRコード表示。一番手軽 |
| 大阪周遊パス公式サイト | 電子版 | 24時間 | 公式から直接購入 |
| 大阪メトロ各駅窓口 | 紙版 | 駅の営業時間内 | なんば駅・梅田駅が便利 |
| 関西ツーリストインフォメーションセンター(関空) | 紙版 | 7:00〜22:00 | 到着日に空港で買える |
| 関西ツーリストインフォメーションセンター(大丸心斎橋) | 紙版 | 10:00〜20:00 | 心斎橋観光のついでに |
| 主要ホテルのフロント | 紙版 | ホテルによる | 取り扱いがないホテルもある |
| Klook・KKday | 電子版 | 24時間 | 海外旅行者に人気。たまに割引あり |
個人的には電子版が圧倒的に便利。スマホのQRコードを改札にかざすだけで通れるし、施設の入場もスマホ画面を見せるだけ。紙版をなくすリスクもないから、特にこだわりがなければ電子版一択。
最新の対象施設一覧は大阪周遊パス公式サイトで確認できる。
大阪観光の全体プランは予算別モデルコースも参考に。USJを組み合わせるならUSJチケットガイドもチェックしておいて。食べ歩きで食費を抑えたいなら食べ歩きグルメMAPが使える。その他の節約術は関西旅行を安くする10のコツでまとめた。大阪観光局のサイトでも周遊パスの活用法が紹介されている。
出典: 大阪周遊パス公式 / 大阪周遊パス 無料施設一覧 / 大阪観光局 / 関西のりかえナビ 周遊パス検証 / 週末はじめました 周遊パス内訳